医療法人 ホスピィー GROUP

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免疫療法とは

本来、私たちの体には「免疫」というシステムが備わっており、侵入してきた細菌やウィルスなどを攻撃、排除しています。がんも例外ではありません。このシステムには様々な「免疫細胞」が関わっており、「自己=自分自身」と「非自己=異物・抗原」を見分けて「非自己」を攻撃排除しているのです。
体内では、毎日何千ものがん細胞が発生していますが、すべての人ががんにならないのは、「免疫細胞」が休むことなく働いてがん細胞を退治しているからです。ところが、加齢やストレスなど様々な要因から「免疫細胞」が衰えてしまうと、がんの発症を防ぎきれなくなります。そこで弱ってしまった「免疫細胞」を体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内に戻し、がんと戦う力を増強させます。この療法を「免疫療法」といいます。

当クリニックでは、せんしんクリニックと共同で5種複合免疫療法を行っております。せんしんクリニックは、独自の5種複合免疫療法により高い治療成果を得ています。品質や安全性等については、倉持 恒雄博士の下、細胞を培養管理しています。

CPC(細胞培養センター)施設内部
CPC(細胞培養センター)施設内部

せんしんクリニック がん免疫基礎研究所 培養責任者 倉持 恒雄(医学博士)は、1970年代より米国・カナダの医科大学に留学し、免疫学を専攻しました。以来約40年研究を重ねて3500人以上のがん患者様の細胞を培養し、がん治療に貢献してまいりました。その後さらに研究を進め、キラーT細胞・NK細胞に加え、がんを強力に攻撃・破壊するNKT細胞・γδT細胞・樹状細胞を用いる治療法を開発しました。これら5種類の細胞を同時に活性化させて数を増やし、免疫力を高める治療法が「5種複合免疫療法」です。

5種複合免疫療法
5種複合免疫療法と他の免疫療法の違い

ただ一つ、二つの細胞を活性化する免疫療法には限界があります。一つ、二つの免疫細胞の元気を回復し、数を増やすだけでは免疫力を十分に高めることはできません。
免疫細胞同士のつながりを考え、免疫力を高めるには、

「1.キラーT細胞」「2.NK細胞」「3.γδT細胞」「4.NKT細胞」「5.樹状細胞」
が互いに協力し合って活性化することが重要です。

5種免疫複合療法は、この5種類の細胞を同時に活性化し、細胞の数も20~50億個に増やして患者様の体に戻します。免疫機能を再構築し、体内の免疫力を高めてがん細胞への攻撃力を強化することにより、高い治療効果を得ています。

  • 治療有効率60%以上(完全・部分寛解23%+長期不変38%)
  • がん細胞増殖の抑制、再発、転移の予防にも効果的
  • 手術前・術後の抗がん剤・放射線治療と併用することで、副作用の軽減やQOLの改善につながる
  • 治療は採血と点滴(20~30分)で入院の必要がありません。
治療実績
治療実績

せんしんクリニックにて1クール6回の治療を受けたがん患者様の中で、1クール終了後にCT, MRI, PET-CTなどでがん病変の測定が可能、かつ治療前後で患者様の追跡調査が可能だった直近の191名(男性86名、女性105名)の有効率は以下の通りです(2015年1月現在)。

判定基準
A判定:
腫瘍が消失した。腫瘍マーカーが下がった。再発の兆しが無い状態。
B判定:
腫瘍の大きさ、転移の状況も不変。腫瘍マーカーが下降あるいは横ばいの状態。
生活の質が改善された状態。がんとの共存。
C判定:
治療に関わらず腫瘍が少しずつ増大し、腫瘍マーカーも少しずつ上昇しているが、緩やかな進行と思われる状態。延命効果。
D判定:
治療に関係なく進行した状態。
各判定の割合
  • A判定 完全(CR)・部分寛解 45名
  • B判定 長期不変(Long SD) 73名
  • C判定 延命効果(SD) 40名
  • D判定 (無効) 33名
治療有効率:60%以上

A判定:完全・部分寛解24%+B判定:長期不変38%
(治療有効率:治療効果判定の国際的基準であるRECISTガイドラインに準拠)

*直近191名のうち・・・

  • 免疫療法単独で治療した患者様(106名):
    A判定・B判定(長期不変)が57名(54%)
  • 抗がん剤を併用した患者様(85名):
    A判定・B判定(長期不変)が61名(72%)

191名のうち118名(62%)が治療有効(完全・部分寛解24%+長期不変38%)と評価できました。

病期と判定

直近191例の効果測定結果の病期(ステージ)別内訳
※直近191例の84%はステージⅢb以降

ステージ別内訳
  • Ⅲa
  • Ⅲb-c
  Ⅲa Ⅲb-c
A 4 2 6 12 21
B 0 6 8 19 40
C 1 0 3 9 27
D 0 1 9 18 7
合計 5 9 18 47 112
  3% 5% 9% 25% 59%
ステージⅠ:
腫瘍が小さく、隣接する組織に広がっていないがん。早期がんと判断。
ステージⅡ:
比較的腫瘍が小さく、広がりも周囲のリンパ節や隣接する組織までにとどまっている状態。
ステージⅢ:
腫瘍が比較的大きく、隣接する臓器にまで広がっている進行がん。
ステージⅣ:
腫瘍が離れた他の臓器にまで転移している状態(遠隔転移あり)。
「倉持式」5種複合免疫療法の臓器別有効率

※肺がんは小細胞がんも含む

臓器別有効率
適応できるがん

ほぼすべてのがんに対応。
また、再発・転移した多くの種類のがんに対応できます。
(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病、T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫を除く)

せんしんクリニックは「がん免疫治療用細胞の製造方法」の国内初の特許を取得しています。
詳しくは「せんしんクリニック」Webサイトをご覧ください。

自然免疫だけでなく、獲得免疫も同時に取得する新しいワクチン療法
「DCアイバック・WT1療法」

自然免疫と獲得免疫について
私たちの体を外敵から守る免疫機能は、どのような外敵(抗原)にも対応し相手を攻撃する「自然免疫」と、相手を特定して攻撃する「獲得免疫」があります。

従来の樹状細胞ワクチン療法の問題点
免疫療法は、1980年代に自然免疫によるLAK療法に始まり、NK細胞療法など自然免疫療法や、がん抗原のタンパク質の断片を構成するぺプチドを標的としたペプチド療法や、樹状細胞にがんペプチド抗原を認識させて体内に戻す樹状細胞ワクチン療法など、獲得免疫を利用した治療が行われています。
しかし、近年樹状細胞ワクチン療法にいくつかの問題点があることがわかってきました。

  1. 樹状細胞を治療目的で体外において十分に増やすことが困難なこと
  2. がん細胞が獲得免疫を免れることができるということ
  3. 樹状細胞が「がん抗原」をT細胞に伝達していないということ

このような問題点を解決するための新しい免疫療法が新樹状細胞獲得ワクチン療法(DCアイバック療法)です。

自然免疫を司るNKT細胞が活性化した後に、樹状細胞が成熟することに着目し、「5種複合免疫療法」をさらに改良し、成熟した樹状細胞にがん抗原を取り込み、5種類の細胞間の相互作用を高めることによって、標的となるがん細胞を特異的に攻撃する新しい免疫療法です。この治療法は、自然免疫と獲得免疫を同時に活性化する方法で治療効果の向上が期待されます。

従来の樹状細胞ワクチンとの違い

従来の樹状細胞ワクチン療法に用いられていた樹状細胞は未成熟な細胞で、がんペプチド抗原を十分認識できませんでした。
当院の治療法は、樹状細胞がNKT細胞の作用によって完全に成熟した細胞として、がんペプチド抗原を十分認識できます。細胞を培養している間にがん抗原ペプチドを認識した樹状細胞が他の免疫細胞に、がん抗原情報を伝達し、細胞の相互作用によってより効果的にそれぞれの細胞を活性化します。このようにがん抗原の情報を所有したそれぞれの免疫細胞を患者様の体内に戻すことにより、より効果的にがん細胞を攻撃させることができます。
当院の治療法は、樹状細胞だけを使うのではなく、5種複合免疫療法が基本となっています。
すなわち樹状細胞にがん抗原を認識させて、その情報を他の4つの免疫細胞に伝達させ、覚えさせることにより5つの細胞間の強力な相互作用を誘導し、がん細胞を多方面から特異的に攻撃することができるのです。

使用するがんペプチド抗原「全配列型WT1ペプチド」
全配列型WT1ペプチド

一般的に樹状細胞ワクチン療法に用いられるがん抗原として、自己がん組織が利用されます。しかし、すでに手術を終えていたり、手術ができなかったりして自己がん組織を確保できないことが多々あります。この場合、がんの人工ペプチド抗原を用いることによって治療が可能になります。
当クリニックでは、WT1の全配列をカバーする「全配列型WT1ペプチド」を用いてがんの治療を行うので、すべての患者様に適応できます。

陽性率
適応

ほぼ全てのがんに効果的です。

この治療はすべての患者様に適応でし、どのようながんにでも適応できます。なお、この治療は一部T細胞型、NK細胞型、NK細胞白血病・悪性リンパ腫を除いた急性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異型性症候群、骨肉腫、軟部肉腫、小児の神経芽腫にも有効です。

がん幹細胞・がん細胞を標的とした新樹状細胞獲得免疫ワクチン療法
DCアイバック・CSC療法

がん幹細胞とは
がんを作りだすと考えられている細胞をがん幹細胞(Cancer Stem Cell:CSC)と呼んでいます。がん幹細胞は1997年にカナダの研究チームによって初めて急性骨髄性白血病患者の血液から発見され、これまでに「乳がん、脳腫瘍、前立腺がん、食道がん、大腸がん、膵臓がん、肝臓がん、頭頚部扁平上皮がん」にもがん幹細胞が存在することが報告されています。
抗がん剤や放射線治療でがん組織やがん細胞を傷害し、縮小させることができます。しかし、がんを作り出す「幹細胞」が残っていれば再びそこからがん細胞が生み出され、転移、再発を繰り返すことがわかってきました。
がん幹細胞は、抗がん剤や放射線に対して抵抗性があり退治することが困難
であると言われています。がん幹細胞は、がん組織中に数%というごく微量しか存在しませんが、自己複製能力を持ち、自分と同じ細胞を維持しながら分化、増殖して周囲の多くのがん細胞を生み出す元になっているのです。

がん幹細胞の由来

私たちの体細胞は元々それぞれの臓器を構成する幹細胞から作られています。
肝臓なら将来肝臓になるべく細胞(肝幹細胞)が分化、増殖した結果肝臓という臓器が形成されます。
正常な細胞や幹細胞にはAPCという遺伝子が存在します。APC遺伝子は正常な時は何ら細胞に悪さをしません。また正常な細胞のAPC遺伝子がおかしくなっても正常な細胞はがん化しないことが分かっています。しかし、正常な幹細胞のAPC遺伝子がおかしくなるとその正常幹細胞ががん化します。この最初のステップががん幹細胞の元と考えられます。

がん幹細胞治療法の開発

倉持博士はがん幹細胞を傷害する治療法を開発することが、がんの再発、転移の克服につながると考え、長年「がん幹細胞」というがんの供給源となる細胞を標的とする新しい免疫治療法の開発を目指してきました。
倉持氏は、キラーT細胞(細胞障害性Tリンパ球:CTL)、NKT細胞、γδT細胞、NK細胞ががん幹細胞を認識して効率よく攻撃するためには、まず樹状細胞(Dendritic cells:DC)にがん幹細胞に発現しているがん抗原分子を認識させるということに注目し、そのためには二つの条件が必須と考えました。

抗原
  1. がん幹細胞の特異的抗原の存在
  2. がん幹細胞の共通抗原の存在 

がん幹細胞をやっつけるにはがん幹細胞に1または2の条件が存在し、樹状細胞がこれを認識してCTL、NKT細胞、γδT細胞、NK細胞にその情報を伝達する必要があります。
倉持氏は、樹状細胞にWT1ペプチドの他に上述したがん幹細胞特異抗原・共通抗原を認識させるペプチドを入れてがん幹細胞・がん細胞を攻撃する治療法の開発に成功しました。これがDCアイバック・CSC療法です。

DCアイバック・CSC療法の特徴

この治療は獲得免疫系が働くDCアイバック療法をさらに改良したもので、がん幹細胞の抗原分子に対して特異的に反応でき、治療効果をがん幹細胞およびがん細胞の両方に向けることが可能です。

  1. 自然免疫系も働くDCアイバック・CSC療法は、治療効果ががん幹細胞のみならず、非がん幹細胞(通常のがん細胞)にもおよびます。
  2. がん幹細胞を標的とするDCアイバック・CSC療法は免疫療法単独での治療法としても可能です。
  3. 抗がん剤、放射線治療、分子標的剤治療後の再発予防としても有効です。
  4. 難敵とされてきたがん幹細胞の治療に対して一つの活路となります。

適応できる15種類のがん/HLA検査は不要です

大腸がん、胃がん、肺がん、肝細胞がん、膵臓がん、食道がん、乳がん、卵巣がん、頭頚部がん、前立腺がん、悪性リンパ腫、メラノーマ(悪性黒色腫)、神経膠芽腫、急性骨髄性白血病、多発性骨髄腫

従来の人工抗原ペプチドは白血球型(HLA)が合わないと使用できませんでしたが、当院のWTペプチド抗原、がん幹細胞ペプチド抗原はすべての患者様に適応できます。

免疫療法 治療の流れ
STEP1 問診・診察
STEP2 採血
免疫細胞の培養のためご本人から30ml採血します
STEP3 培養
3週間完全無菌状態で細胞を活性化し数をふやします
STEP3 投与
100mlの点滴用バック(免疫細胞浮遊液入り)を用いて点滴します
治療スケジュール
治療スケジュール

初回採血から3週間後、点滴による1回目の治療を開始します。
2回目以降は3週間ごとに採血と点滴を行い、計6回の点滴治療を実施します。
治療期間は約4.5ヶ月です。